木 下 2025/09/28
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近 況
かなり過ごしやすくなりましたね。彼岸花を田嶋さんの写真で、コスモスを安嶋さんの写真で拝見、 実物の彼岸花/コスモスをまだ見ていませんが、哀愁を感じる花ですね。曼珠沙華がどうのこうのと 近況に書いたのは、ついこの間なのに、もう一年が経ったとは!
国勢調査が来たので、去年と同じ内容だなと思いつつ、パソコンで返信しましたが、調査は5年に一度と 何かに書かれているのに気づいて、前回は5年前だった?と時間感覚のずれに、いささかうろたえました。
気管支が弱くて、寒暖差が苦手ですが、この季節の変わり目、咳/鼻水と妙な色の痰が続いたので、 久しぶりに抗生物質を5日間服用して回復。
老齢の飼い猫(19歳、人間換算92歳)がこのところすっかり足腰が弱り認知症気味でしたが、暑い夏が こたえたのか点滴などの手当ても効かず8月下旬死亡。 ペット用の火葬が混んでいて4日間の待ち。夏場なので屍が傷まないよう苦労しました。 街でドライアイスを販売していた氷屋は2軒とも廃業(ネットには営業中の広告のままでしたが)。 通販で5Kgドライアイスを買いましたが24時間で蒸発。 結局、保冷剤を沢山用意して、とっかえひっかえで、なんとか4日間しのぎました。
40年近く家の中にいつも猫が代替わりでいたので、多少のペットロスはありますが、 もしも自分が入院する羽目になれば、この老齢ネコではペットホテルは無理、どうしたものかと 思案していたので、ほっとした一面も。医師に膀胱がん再発かも?と警告されていますが、これでいつでも 入院OKです。
高齢者が多い所為か、火葬場が混んでいます。つい先日地元の知人(私より一つ若い)が亡くなりましたが こんな田舎の鴻巣で5日間の待ちでした。大きな火葬場があるのですが。 ニュースにありましたが東京都区部では人口密度も高いので火葬待ちが大変とのことです。
英米で評判がよく、英国で賞を取ったというので「Butter」(柚木麻子)、「ババガヤの夜」(王谷晶)を 図書館から借りて読みました。
「Butter」は2007-2009の首都圏連続不審死事件/婚活連続殺人事件にヒントを得たフィクションですが 綿密に書き込まれていて、質の高さは感じましたが、小説の中心になる3人の女性の心理、心の動きに、 どうもついていけず、消化できませんでした。 「ババガヤの夜」は犯罪小説/ミステリーの世界最高峰といわれる「ダガー賞」の翻訳部門を受賞しましたし、 ババガヤとはスラブ系の魔女/妖婆の意で、国際的詩情豊かなハードボイルドと思ったのですが 違っていて、ストーリも粗くがっかり。もしかしたら英文翻訳者が凄腕で、原作とは一味違う作品になったのかも しれない?と思っています。
NHK で画家 鈴木 掌氏の活動がレポートされていたので、所用で都心に出たついでに、渋谷ヒカリエの小さな個展を ** 見に行きました。(パンフレットの写真添付)。 彼はもともと、服飾デザイナーとして、青年協力隊に参加してルワンダで活動していましたが、画家に転じ、ルワンダで 子供達に絵を教えながら,子供たちの描いた作品を買い取って販売し、子供たちに希望と生きていく力を与えています。 彼の作品は、蛍光染料を用いて、アフリカらしい生命力が迸り、迫力があります。 さまざまな美術家がいるなあとあらため感心する次第です。
現在、日経の私の履歴書を元宇宙飛行士 向井千秋氏が書いておられます。 通常のニュースでは知ることのできなかった事情が分かりとても興味深いですね。 また同氏が宇宙飛行士になる前の医師の時に、石原裕次郎の手術をした医療チームの一員だった エピソードなど、人と人との出会いの妙を感じます。
なんだか後ろ向きに走っているような世界の情勢にはらはらしながら、毎日を大切に、年寄りらしく 生きています。
木下
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