木 下 2025/03/26
3月(近況) 街の街路樹をはじめ ここかしこに可憐な花が咲き、暖かく嬉しい季節になった。 これまで2週間ほどは、昼夜の寒暖差が15度以上もあって、体が対応しきれず 鼻水、咳、痰、ガラガラ声に悩まされたが、昨日辺りからようやく回復したようだ。 幸い熱は出ず、食欲も旺盛だったので、多少の不具合で済んで有難い。 元勤務先の入社同期会を退職後年一回やっていたが、他界、病気、加齢によるフレイル、などで これからは三々五々、適宜交流することになる。 場所の確保が出来ず、三カ月ぶりにワイン同好会が持たれたが、 3月5日は「灰の水曜日」 今年も、額に十字のしるしをつけ、神父さんにもしっかりとつけてあげた。 今年の四旬節の時期は、イスラムのラマダンの時期とほぼ重なる。キリスト教でも教派によって、「受難節」『大斎節』など 一方世界を見ると、戦火は収まらず、夥しい数の人々が、命の危険にさらされ、 飢え、病、に苦しみ、住むところなく、人間社会の矛盾と不条理を突き付けられる。 日経新聞の私の履歴書は、新型コロナ感染症対策分科会会長だった 尾身茂氏が連載中、 映画「教皇選挙」を観た。米アカデミー賞7部門にノミネートされ、脚色賞を獲得。 教皇選挙(コンクラーベ)を巡るミステリーだが、精巧につくられたセットでの映像は、 図書館で長期間の順番待ちだった 「暗殺」(柴田哲孝著)を借りて読んだ。 2022年7月8日大和西大路駅広場で 銃撃を受けた安倍元総理の事件が 下敷きである。 著者は本の冒頭でも最後でも 「これはフィクション」であると断り書きをいれているが, 本書では現場で捕まった犯人以外に、別の狙撃手が 駅近くのビルの上階にいて この狙撃手が致命傷を与えた、 事実を押さえたルポのような記述と、飛躍だなと思われるストーリ展開が 混在している。 社会に実在する組織、権力やある種の力を持つ組織を 小説に書くのは細心の注意が 必要なのだろう。 安易に陰謀論には引きずられたくないが、また一方で、大手メディアの報道だけでは すっきりしない事件も多い。 安倍元総理の銃撃死亡も あまりに警備がお粗末だし、 フェイクニュースが飛び交う現代社会で、一市井人には信頼できる情報が乏しく、何事も真相を見極めるのは至難の業だが、 メールのアウトルックが開けず大慌て。処方箋をネットで検索してあれこれやったが うまくいかない。 ゴミ箱をクリアーせずによかった。やれやれだ。
|
---|