MUZMUZ 15 木 下
2024年07月06日 膀胱内視鏡 梅雨入りの前後から 今一つ体がかったるく気合が入らない。久しぶりの不調状態。 気圧の低い時は体調が落ちる故、気を付けるように かかりつけ医の注意もあるので気候のせいかな。 ただ、歩き方も我ながらぎこちなく感じるし、動作が鈍くなっているので 老化が新しい段階に入ったのかとも思う。 一昨日、膀胱の内視鏡定期検査を受けた。 2013年に膀胱がんが見つかり、ストーマをつけることになるかと ヒヤリとしたが、 ギリギリのところで がん細胞の根が膀胱の内側に留まっていたので 内視鏡で切除して、ストーマをつけずに済んだ。 10年間は 再発の可能性が高いというので、定期的に内視鏡検査を受けてきた。 昨年、10年たったので検査から解放という最後の検査で怪しいのが見つかり、 検査が継続となった。 それから一年、悪化はしてないが、相変わらず怪しいまま。 検査中自分でもモニターを見ることが出来るし、写真もあとでじっくり見られるが、 周囲と微妙に色が違う 確かに怪しい部分がある。 内視鏡検査は、胃、大腸、気管支、そして膀胱と色々受けたし、 これからも受けるが それぞれに難がある。 胃は 前日夜から食事を抜くだけで 比較的簡単だが、 大腸は 当日下剤で腸を空にする準備と 3日前からの食事制限が厄介、 気管支は 検査中結構苦しい、 膀胱は 事前の超音波検査の為に 尿を貯めて行くぐらいの準備だが、 細い尿道にカメラを入れるので 痛み止めをまず注入する。痛み止めをしていても、 前立腺を通過するときは少し痛い(前立腺肥大があるとなお痛い)。 検査が終わって 痛み止めが切れると、尿道が傷ついているのか、 半日ぐらいは 排尿時にちくちく痛む。 そして何よりも、台に下半身裸でのせられて、機械で大股開きされるのは、 人としての 品位が傷つけけられる気がする。 男だし、高齢で羞恥心もかなり 摩耗しているが、 それでも 羞恥心が無くなっているわけではない。 モノが見事な逸品ならともかく、凡物をさらすのは 気持ちも萎縮する。 見るのは医師と看護師だけだけれど。 もっとも、ガンが発見された場合や、病気で苦しんでいる人に 思いを馳せれば、 そんなごたくは言っておれない。 先日、教会の一つ年長の知人が帰天した。 特に予兆もなく、日曜日にはすぐそばで一緒にミサに与っていたが、 その夜に 心筋梗塞で救急車で運ばれ、翌日の月曜の昼に亡くなられた。 心肺停止から いったん蘇生し、 奥様と娘さんを物言いたげに じっと見つめていたものの、 何も言えず 其のまま逝かれた由。 友人知人の突然の死にも近年驚かなくなったが、自分のことのように身につまされる。 通夜、葬儀ミサは教会でなく、群馬県の自宅近くの斎場で営まれ、 斎場もキリスト教式には慣れていないので、 教会の典礼担当は 典礼祭具の運搬や打ち合わせで 大汗をかいていた。 通夜は人手不足なので 私も受付を担当したが、 群馬県は新生活運動があって、 簡素化精神にのっとり香典も少額にするケースがあるので、 受付では 一般と新生活を区分して、返礼品引換券を2種準備。 葬儀社の指示で、受付時に袋をあけて金額を確認し、再び封筒に入れ、 引換券番号を封筒、芳名カードに記入し 一覧表にも番号と金額を記入する。 これに結構、手間と時間をとられ、式の方に集中できなかった。 然し、香典の中身を入れ忘れていた方があったので、 やはり確認作業してよかったかと。こういうこともあるのだね。 翌日は葬儀ミサ/告別式/火葬場に列席したが、 加齢とともに 葬儀参列も疲れるようになった。 NHK 火曜の夜の番組「ウタコン」は 滅多に見ないのだが 90歳の菅原洋一が出演するというので 興味が湧いて観た。 上品に年老い、「今日でお別れ」の歌唱も やはり菅原洋一ならではのもの。 通常、昔活躍した歌手が高齢になって出演したのを見るとがっかりして、 昔のビデオを見た方が 良かったな、と後悔するのだが、 そうではなくてよかった。 「知りたくないの」などヒット曲で彼が活躍していた頃は、 私も30歳前で、元気いっぱい、仕事も充実していた頃で 色々なことを 歌と共に思い出す。 もう何年も朝ドラを見てなかったが、 「虎に翼」は時代背景が戦後になってから 時々みている。 この時間帯は「主夫」は結構忙しいので 見なかったところは ネットであらすじをフォローしている。 主演の役者がいいし、多くの人が貧乏で、それでいて活き活きしていた この時代の雰囲気に 元気が貰える。 なんだか、あのころの昭和が懐かしく思える昨今です。 木下 |
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