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2021年7月28日 近況

一日のコロナ感染者数が昨日、東京2848人、埼玉593人と過去最高となった。
東京都郊外に住む観劇好きの友人との約束、
明後日のオペラ映画「アイーダ」新宿ピカデリーをキャンセルした。
これで何度目のキャンセルになるだろう。

彼は同い年、6年前に肝臓がんになり、これまで3回の開腹手術、
2回のラヂオ波焼却術、1回の肝動脈塞栓術をやっているが、とても元気で活動的、
一日一日を非常に大切にしているので、キャンセルは心苦しい。

8月中旬には新橋演舞場での観劇を約束、ティケットも入手済みだが、コロナが
もう少し治まってくれればよいが。

私は6月にはコロナワクチンの2回目の接種も済んでいるので、
仮に感染しても軽症ですむと思っているが、
入院した場合、飼い猫を預かってくれるところがない。
東京にはコロナ感染者のペットを預かる業者がいるが、ここにはいない。

こんな時は近在に親族がいないのは困る。コロナ関連では、近在の友人、知人にも
世話を頼むのは気がひける。

鴻巣市は 埼玉県でも北の方でコロナのリスクは少ないと思っていたが、
地元の知人二人(ワクチン未接種)が感染した。幸い軽症で済んだ。

かかりつけ医にワクチン打っても油断するな、インド型は怖いぞ、と念を押された。
このクリニックでは、イギリス型で一人死去している。

米国のコロナ給付金、随分前のことのような気がするが、
地元支店に小切手の取立の手続き後、10日ほどたって本店の外国為替部門から
小切手を送り返してきた。この10日ほどの間に
米国歳入庁がたくさんの誤配をした、とのニュースが広がり新聞にも掲載された。

銀行からは「受給資格者かどうかは銀行では判断できないので、
歳入庁に確認の上有資格者なら、あらため手続きをしてほしい」というもの。
このまま保持し、期限切れで無効にする積りでいる。
新聞では、送り返してほしいといっているとのことだが、直接の連絡はない。
送り返してもきちんと処理記録してくれるか不安があるため。
とんだ空騒ぎだった。

どういう積りか今頃、
IT業界の旧い知人がスティーブ・ジョブズの最後の言葉をメールしてきた。
ジョブスは著名なアップルの共同創設者だが、2011年に膵臓癌でなくなっている。

〜一部抜粋〜
「私は、ビジネスの世界で成功の頂点にたった、、、、
しかし、仕事を除くと喜びが少ない人生だった。
人生の終わりには、富など私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない。、、、
この暗闇のなかで、生命維持装置のグリーンライトが点滅するのを見つめ、
機械的な音が聞こえてくる、神の息を感じる、死がだんだんと近づいてくる、、、」

社会的な成功者から良く聞くことばではあるが、
IT草分けのカリスマ、ビリオネアの言葉は心に響く。
(この最後の言葉の真偽については議論があるようだが)。

木下 昇




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