MUZMUZ 15  木 下





2023年06月02日 観劇の一日 

記念15会の集合写真を受け取りました。ありがとう。
ホームページには当日の写真も沢山掲載され、紙上クラス会の
記事とあわせ記憶が戻ります。幹事諸兄のご尽力に感謝!

今週の初め、久しぶりに演劇を観に恵比寿へ行った。
演目は「8月の人魚たち」(原題は THE SWEET DELILAH SWIM CLUB)
大学の水泳チームの女性5人が、毎年8月末に、ノースカロライナ州
アウターバンクのビーチコテージに集まって近況など語り合うコメディ。
44歳、49歳、54歳、77歳 の4つの場面で、それぞれの人生と老いが
語られ演じられる。

7年前に一度観たのだが、とても面白く、全国地方巡業を終わって東京へ
戻り,再演となったので、仲間とともに観劇。

健康食に凝り、水泳部監督の息子と結婚した キャプテンだった「シェリー」
アトランタ有数の弁護士事務所に勤める、弁護士の「ダイナ」
ホテルのイベントプランナーで、グラマー美人の「レクシー」
修道院を退会して、年下の男と家庭を持った天真爛漫な「ジェリー・ニール」
公立小学校の先生で身勝手な夫、犯罪者の息子と苦労の絶えない「バーナデット」

3人居ればなんとやらの女性が5人もいるので、まあ賑やか、丁々発止の
やり取りが面白い。年代による変化も、興味深い。やはりプロならではの
演技力に引き込まれる。

私は難聴が進み、2年前から、舞台のセリフが殆ど聴き取れず、せいぜい
5〜10%程度がわかるだけ。もう観劇はおしまいだな、と思うこのごろですが
今回は、開演の2時間前に劇場の事務所に行って、台本を借りて、隣室で
1時間半ほどかけて読みこんでから、舞台を観たので何とかついていけ、
共感することができた。

77歳時の舞台では、弁護士のダイナは故人となっており、苦労続きだった
バーナデットは認知症になりレクシーが同居して世話をしている、レクシー
も大きな病気をのりこえてと、、、、心に沁みる話が展開していく。

人さまざまな人生と、老いに向かう年月の流れ、7年前にくらべて
心にホロリと響き、共鳴するのは、やはり自分が歳をとったからでしょうか。

観劇の後、旧い友人の劇団員の米寿のお祝いで仲間と共に食事会をもった。
60年来の付き合いだが、この数年で4人の観劇仲間が他界して寂しくなった。

人は縁とつながりの中で生きていく。このホームページ貢献大だね!!

木下






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