MUZMUZ 15  木 下





2023年05月11日 近況 

緑が大分濃くなってきた。
4月中旬に、明治神宮の森を散策した時は、まだ淡々とした柔らかな緑が多く、
目を楽しませながら、ゆっくりと、2時間ほど歩いた。
御苑(つつじが見事だった)、夫婦楠、清正の井戸、「タコ足」と愛称のある
タコを逆さにしたような楠の大木、なんじゃもんじゃの木、等々、、。

神宮球場や秩父宮ラグビー場のある神宮外苑の再開発計画が着手された。
多くの樹木が伐採されるため、地元住民を初め、多くの人達から、反対や
見直しが求められている。先般逝去された音楽家、坂本龍一氏が、
死の少し前に、100年間守り育てた樹木を守れ、と事業見直しを訴え
まるで遺言のようになって注目された。さてどうなることか。

私達退職した高齢者は 毎日がゴールデンホリデーなので、
この5月の連休は普段働いている人たちの休日と思い、どこにも
出かけず、家で本など読んでいた。

コロナへの社会の対応が変わってきたので、教会の聖堂改築計画の活動を
再開せねばなるまいと、これまでの資料をじっくりと読み返した。
積立金は少しづつではあっても増えているのだが、建築費の値上がりで、
追いつかない。まるで、逃げ水のよう。手が届きそうになるとまた先の方へ
逃げていく。頭が痛い。

建設技術労働者が恒常的に不足、東日本大震災の復興需要、東京オリンピックの
建設需要、老朽化した社会インフラの更新、都市圏の再開発、なにごとも
一巡後は下がるといわれながら、高止まりしたまま。ソ連のウクライナ侵攻による
資材の高騰が拍車をかけた。

G7各国の付加価値税、伊22%、英仏20%、独19% を考えれば 
日本の消費税10%もいずれ、xx%になるだろう。

4月7日の気象庁発表。
南海トラフで、M8〜9の大地震がおきる確率は、30年以内に70〜80%
という。公的機関にしては大胆な予測だ。
現実となれば、人的被害は大きいだろうし、復興に多大の資金が必要、
建設費も高騰するだろう。

連休が明けて日常が戻った。
休み明けの月曜は 6回目のコロナワクチンを接種。
昨日は膀胱/前立腺の定期検査。

合間を縫って、一昨日は下町情緒豊かな谷中、「初音小路」の江戸料理と
称する店で知人と食事、「池波正太郎の世界へ、鬼平の愛した軍鶏鍋、季節の鍋を
お楽しみください」というのが店のうたい文句。

この前は、この店で「はも鍋」を味わったが、今回は「鴨のしゃぶしゃぶ」
を堪能した。季節の山菜のてんぷらもなかなか。

かってTVで放映した中村吉右衛門の「鬼平犯科帳」のエンディングテーマ曲
「インスピレーション」は江戸の街の昼夜の情景に合って、とてもよかった、
今も記憶に残る。

食後、街歩きで下町の風情を楽しんだ。この辺りはお寺と坂道が多い。
谷中墓地の一画、天王寺の墓所にある牧野富太郎の墓にも参じた。
近年、朝ドラを見てないが、現在放映中の「らんまん」はこの植物学者が
モデルなのを思い出しつつ(写真添付)。

昼間と夜間の温度差が10〜15度ある
この季節は喘息の持病がある者には 今ひとつ調子がでないが、それなりに元気。

では5月16日にお会いしましょう。

木下 昇












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