MUZMUZ 15  高 田





2021年5月27日

毎日 何を想い
という高級な(哲学的)課題はさしおいて

「何を食べ 」ですが、
毎日のように買物に行く大型スーパーには近隣農家さん達が出品するコーナーがあり、
新鮮な野菜が手に入るので、健康には役立っているのではないかと勝手に思いこんでいます。

生麹が年中手に入るので、甘酒より水分がはるかに少ないペースト状のものを作り、
白菜などを入れると3日ほどで発酵が進み、甘酸っぱい漬物になるのを毎日賞味しています。

またヨーグルトも自家製です。大体1週間おきに、前回に出来たものの一部を種菌にし、
3、4年は続けられます。

お酒は毎晩1合を永年続けてきましたが、
医者から健康診断の数値から問題ありと云われ、半分ほどになりました。

運動は毎夕方の小一時間ほどの散歩だけになりました。

前回書きました水田に沿ってですが、
日ごとに稲穂が伸び、葉の色も濃くなって新しい生命の育つ様に感慨深く眺めています。

以上、とりとめない文章になりましたが、ご容赦ください。

田 耕治



2020年12月26日

お久しぶりです。

ご要望の近況や写真を 送ってくださいに
お答えできるものをいろいろ考えましたが、丁度、私が属する
日本加速器学会のホームページhttp://www.pasj.jp 
に最近掲載された次のページ:

刊行物 → オーラルヒストリー

をご覧いただければ お役にたつのではと思いました。

加速器学会は あまり有名ではありませんが、
日本の加速器研究者達が集まって 十数年前に設立された学会です。
加速器は 素粒子や物性の研究に使われる装置ですが、
癌治療など医療用としても 欠かせないものとなっています。

私が修士終了後に加速器研究を選んだのは、いくつかの候補のひとつと云った程度でした。
丁度そのころ、四谷のイグナチオ教会で 上京された天木先生に偶然お会いし、
加速器をやることになりましたと申し上げたところ、大変よろこんで下さいました。

その時は、先生は何も仰らなかったのですが、
加速器学会設立時に いろいろ資料を集めていたところ、
戦前の理化学研究所で
仁科芳雄先生が 世界で二、三番目となるサイクロトロン加速器を完成させたとき、
先生のもとで建設に携わった 数名の若きサムライのお一人が
天木先生であったことを発見しました。

今にして思えば、高校での先生の物理の授業には、
この時のご経験も 織込まれていたのではないでしょうか。

さて、つくば市にある高エネルギー加速器研究機構に
設立2年目の1972年9月に着任してから もう半世紀近くになりました。
研究所は市の北端にあり、日光男体山を正面に見ながら 車を走らせることになります。
しかし この幹線道路には 中世以前からあると思われる いくつもの古道が交差し、
面白い風致となっています。水田も多く残っていて、
白鷺や雉の家族などをよく見かけます。

体もだんだん劣化してきました。
ほとんど一ヶ月おきに眼科、歯科、内科を順番に廻っています。

以上、近況のお知らせです。