MUZMUZ 15 木 下
2023年08月01日 ワイン コロナでずっと中止になっていた ワイン同好会が4年ぶりに再開された。 元勤務先のOB/OGがメンバーで 友人などのゲストを交えて35〜40人位の会合、 欧州駐在の間にすっかりワイン好きになった者が 中心になって作った同好会で、 今回で第372回になる。以前は8月を除いて毎月やっていたが、 これからは2か月に一度ぐらいになりそう。 久しぶりに会って驚いたね。急速に老けて一瞬目を疑う者が結構いる。 後期高齢者になると、貴メールのように老化の速度が早くなるようだ。 私はワインには蘊蓄はないが、好きなので、もう20年近く参加している。 現役時代はもっぱら焼酎/ウイスキー党だったが、 退職後は晩酌のメインは ワインになった。ただ、冬場はやはり芋焼酎の方が良い。 もともとアルコールは強くなく、すぐ顔が赤くなるのに、好きなのは妙なものだ。 日本酒は経験的に 深酔いしたことが多く、美味しいのだが控えている。 ワインとは相性が良いように感じる。 毎回、白2種類、赤3種類が提供される。 幹事がワイン会社のワインアドバイサーと打ち合わせ、予算を睨みながら、選定する。 晩酌はワインなら 一日250ccが私の適量なので、1本を3日で飲む。 冷蔵庫の野菜入れにいれているが 風味が落ちるのは止むを得ない。 この会合では5種類のワインを飲めるのが 嬉しいところで、 量的にもつい一本(750cc)近く飲んでいるのではと思う。 この会には女性も多く参加しているが、皆アルコールに強い。 顔色も変わらず、スイスイ飲んでいる。 今回はイタリア産ワイン。 白はトレッピアーノ(ぶどうの種類)とシャルドネの2種類、 赤はモンテプルチアーノ、ネグロアマーロ、サンジョヴェーゼの3種類 つまみは フランスパンにチーズ、少々の料理だが、チーズには凝っていて ピエモンテ州のハードタイプ、ロンバルディア州のウオッシュタイプと 青カビタイプと3種類、 会場は元勤務先のカフェテリア/サロンを無料で使わせて貰っており ワインも小売りにくらべ相当安く買っているので、一人4000円の会費で賄えているが 円安でちょっと苦しいかも。 時には、個人では滅多に買わない イタリアワインの王様「バローロ」などが 提供される楽しみもある(もっともバローロもピンキリだが)。 一人のんびり静かに飲むワインも美味しいが、わいわい言いながら飲むワインも また楽しい。 ワインに詳しくない自分には、ワイン会社が付けている テイスティング・コメントを読みながら味わうのも一興。 一例をあげれば、 上述のサンジョベーゼ(トスカーナ地方 キャンティ・クラシコ)は 「光沢のあるルビー色。赤いベリーやブラックベリーの香りと共に リコリスやグローブ、なめし皮やパイプたばこをともなったスパイスの アロマもあり、すみれやバラの花の香りが感じられる。 若々しい酸があり、しっかりとした骨格やフレッシュなタンニン、ミネラル感のある 味わいで、バランスの良い余韻が続く」といった具合。 年に一回銘柄あてを楽しむ。白3種類、赤3種類、銘柄が判らないように ビンに覆いをして飲む。 準備されたワインの銘柄とその特長はプリントで配られているので要は紐付けすれば よいだけだが、これがなかなか当たらない。 白だけ3本、赤だけ3本は時々当てられるが、白赤6本全部正解したのは これまで一回だけ、賞品はもちろんワイン。 6本全部正解するのは40人いて、一人だけのことが多く、時に二人のことも。 簡単そうなのに不思議だ。 もっとも世話役も 簡単には正解しないように工夫している。 例えば、白はシャルドネ種で、フランス産、オーストラリア産、アメリカ産を判断する といった具合。 食料部門の後輩にはソムリエの資格を持つものが複数いるが、 このうちの一人、女性が先般、執行役員に就任した。 私の元勤務先では、女性執行役員は初めてらしい、 日本の会社も変化しているね。 木下 |
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