MUZMUZ 15  木 下





2023年03月08日 雛祭 

暖かいですね。3月末にこの地に積雪した記憶も何度かあるのですが、
今年は 季節の足が早いのでしょうか。

鴻巣市では 2月中旬から3月4日まで「びっくり雛祭り」と称するイベントが催されました。
鴻巣はひな人形と花の町、南の一画は人形町という地名で、
旧中山道の街道を挟んで 人形の店が数軒並んでいます。
昔の盛況はないのでしょうが、伝統を守っています。

JR鴻巣駅の前のショッピングモールのセンターコートに、
高さ31段、7メートル、ひな人形1830体のひな壇が飾られました。
以前は市庁舎に飾られていたのですが、近年は駅前のこの場所になっています。
ひな壇の高さ、日本一と称しています。

サテライト会場として、他に市内5か所にこれよりは小さい様々なひな壇が飾られています。
TVのニュースにも流れ、これを見た東京在住の観劇仲間の友人が、見たい、
ついでに鴻巣の名物という川幅うどんを食したい、鴻巣に行く、と言ってきました。

鴻巣市の西を荒川が流れているのですが、隣町の比企郡吉見町との川幅が2537メートルあり
日本一の川幅と認定されています。十数年前から,街おこしのご当地グルメとして、
川幅うどんを宣伝しています。
群馬県の桐生の紐皮うどんに似ていて、うどんの幅が10pぐらいあり、味は旨いが
ちょっと食べにくいかな、というところはあります。店によって味も幅も様々です。

同じく観劇仲間の女性二人を伴って、友人はやってきました。
まずは、日本一高いというひな壇を見てもらいました。
傍らには、どのように作ったか、その作業の工程を、早送りのビデオで流していました。
私はジムへ行くときに頻繁に傍を通って見ているので、
もはや感動はありませんが、初めて見るとインパクトはあるようです。

そのあと、てんぷら仕立ての川幅うどんを堪能し、人形町にある「ひなの里会館」
(様々な歴史あるひな人形が展示され、土産品など販売)を訪れました。
ここには、ひな人形の規格のうち 最も大きなものが展示されていて、なかなかのもの。

折角に遠路、埼玉の北部まで来ていただいたので、さきたま風土記の丘/さきたま古墳公園へ
マイカーで案内。さきたま史跡の博物館もあって、国宝の鉄剣が展示されている。
この鉄剣は稲荷山古墳からの出土らしいが、稲荷山古墳の他、二子山古墳、円墓山古墳など
9つの古墳がある。
円墓山古墳は石田三成が忍城を水攻めにした時、ここに本陣を置いたという場所です。

夕方の電車の時間までまだ少し余裕があったので 我が家に来てもらい、コーヒーなど提供。
家内没後は、来客も滅多になく、久々の来客でした。
家の中に話し声が賑やかなのは、とてもいい事と再認識。
ネコも昼寝の2階から、何事かと下りてきて、客にすり寄りご愛想。

庭にある小ぶりの梅の花は 満開、隣家のあんずの蕾もふくらんでいる。

あかりをつけましょ ぼんぼりに おはなをいけましょ 桃の花  
頭の中の遠くにメロデイの聞こえるような、

早春ながら、風の冷たさも控えめな、温かい平和な一日でした。

木下












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