フリン神父の告別ミサのご報告です。  藤田君転送メール 09/02/10

安嶋 先輩

前略
先ほど、29期の渡邊君から告別ミサの報告メールをもらいました。

以下、そのまま引用させて頂きます。
荘厳な内に、フリン神父は神の御元へ行かれたようです。
15期の諸先輩方にもよろしくお伝え下さいませ。

                       早々



【引用始め】
六甲学院29期の皆様へ
  ← 渡邊 頼純より

 本日午後1時半から聖イグナチオ教会で行われたフリン神父様の告別式は
ごミサの形式で滞りなく終わりました。

司式は住田省吾管区長、シルゴ神学院院長、梶山義男管区長補佐、赤松神父(27期生)
によって執り行われ、他にマシー神父様やリバス神父、喜田神父(17期)外川神父(12期)など
20余名のイエズス会士たちが参加した盛大な共同司式になりました。

 第一朗読は不肖私が聖パウロの「フィリピの信徒への手紙」第3章12節から16節までを
読ませて頂きました。「なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、
目標を目指してひたすら走ることです。」(13-14節)フリン先生のイメージにぴったりだと思いませんか?

 福音朗読と説教は 35期の英 隆一郎神父が担当してくれました。
英神父はユーモアたっぷりにいくつかのエピソードを披露、自分が信じていたのは「フリン教」なのか、
キリスト教なのか分からないくらい、フリンさんがその全身全霊でキリスト教を体現してくれていたと
振り返って下さいました。

そのフリンさんに自分たちはどのような恩返しができるのか、と英神父は涙声になりながら問いかけます。。。。
キーワードは"progress"でした。
我々が日々の仕事の中でprogressする、家庭でprogress
するよう務める、人を愛することにおいて"progress"する、我々がプログレスをすることが
フリン先生を喜ばせることになるのではと話されました。
まさにパウロが言うように「前のものに全身を向けつつ」「目標を目指す」ということでしょうか。良いお話でした。

 弔辞は23期生の岩井さんが読まれました。
岩井さんはそのなかでフリン先生の座右の銘 「神は我らが予期せぬ方向に我らを導きたもう」を引用され、
神さまに全てを委ねていたフリン先生の生き方を思い出させて下さいました。
献花をしながら最後のお別れを惜しんだ後、霊柩車に乗られたフリン神父様に昨日に続いて六甲の校歌を合唱、
出棺とお見送りを致しました。

 その後、シルゴ神父、理辺良神父、外川神父、ブラザー・ガルシア(ロヨラハウスの副館長)、英神父、
ロヨラハウスの看護師の方がたと杉並区の堀之内斎場に行きました。
午後3時45分からフリン神父のご遺体は荼毘に付されました。その前後に神父さま方によってお祈りが捧げられました。

お骨はとてもしっかりしたもので、壮健であった生前のフリンさんを彷彿とさせるものでした。
お骨はシルゴ神父様にしっかり抱き抱えられ、理辺良神父様と共にロヨラハウスに帰って行きました。

 理辺良神父様のお話ではご遺骨はこれから40日くらいの間ロヨラハウスに安置されるそうです。
その後聖イグナチオ教会の納骨堂に収められることになっています。

 今日は新たに大谷君、芝山君、大橋君、林君、松崎君らが駆けつけてくれました。
高橋君、笹木君、福永君も昨日に続いて来てくれました。昨日は伊原君の姿を見たように思います。
挨拶できなかった方々、失礼しました。あしからずお許しください。

メールでお便りを下さった鍋島君、山崎君、竹田君、鈴木勝博君、松本寛君、大安藤君、廣田君、
皆さんそれぞれ温かいお言葉と供花へのご賛同、誠にありがとうございました。
しかるべき後に皆様に会計報告を致します。

 フリン先生が下さった何枚かのハガキは今でも大切に取ってあります。末尾にはAMDGとあります。
ご存知の方も多いと思いますが、これはラテン語の
Ad Majorem Dei Gloriamの頭文字をとったもので、「神のより大いなる栄光のために」という意味です。

イエズス会士たちのモットーですが、フリンさんはまさにこのモットーを僕たちにご自分の在り方を通じて
ストレートに示してくださったように思います。
私も及ばずながら、このモットーを胸にしっかり刻みつけて 師に倣い教職を全うしていきたいと思います。

 この度は本当にありがとうございました。
それでは、皆様どうぞお元気にお過ごしください。
フランシスコ・ザビエル渡邊 頼純

♯【引用終わり】

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Manobu Fujita