飯田 メール   16/10/07


訃 報

宮地弔問





故宮地俊蔵君弔問報告


この7月27日深夜 亡くなった彼の位牌の祀られる
夙川の自宅を 15期名代として訪問し
奥方と しばし彼の生前の姿を聞いた。

彼は大学卒業後 税理士を目指し 神戸の老舗井上会計事務所に勤め
晩年体調を壊すに至るまで 実直に務めた。

事務所の顧客からの信頼熱く かつ所轄税務署からも信用されたか
晩年税務監査となると 各顧客から立ち合いの依頼が来ていた。
なお小生も定年後 税務申告の世話になったものである。

35歳の時 持病の“痔”の手術で失敗され以降
亡くなるまで 奥方に下の世話になっていたことを 初めて聞いた。

そんなことも知らず 時に無理を云ったり 
体質で 酒が一滴たりとも飲めないにもかかわらず
せめて一年一度の―と 15会忘年会に引っ張り出していたが
もともと大人しい性格で 参加を覚えている者が少ない。

また寡黙的で 一男二女のうち 自慢していた長男が
30歳代の若さでガンの為に失うという 悲劇に見舞われた。
またそのショックでかー 奥方が倒れ 片方の視力が失われたが 
その不自由な状態でも 晩年の寝た切りの彼の起居の世話をし続けた。

亡くなる当日も 奥方が倒れ 彼の面倒が見れないということで
彼を病院へ送り込んだが 
その病院で深夜 痰を喉に詰まらせ 窒息死したとのことであった。

色々な苦難 苦労の連続であったが
一家仲良く強いて明るくするように努めたという
奥方の話を耳に 霊前の笑顔の写真を観て
気持ちが安らいだものである。

合掌














神戸15会 忘年会  2005/12/16