7~8年前にツアーで1時間程立ち寄ったオンフルールというパリ近くの町で
絵画を見たり買い物をした時の印象が非常に良かったので
もう一度ゆっくり行ってみたいという美知子の願いと
私自身もオンフルールの旧港に停泊する船の景色が印象強かったので
JTBに頼んでオンフルール2泊、パリ3泊の8日間のフランス旅行を計画した。
今年初め「間質性肺炎」の宣告を受けてこれが最後の海外旅行になると、
86歳という高齢と円安という悪条件だがこれ以上遅らせると行けなくなると実行することになった。
フィンエアーでヘルシンキ経由パリまで15時間位のフライトは何とかクリアー出来たし、
パリからオンフルール迄の200㎞余りの専用車の乗り継ぎも順調で無事到着。
街を散歩しながらギャラリーを覗いたりチョコレート屋さんを冷かしながら買い物をしたり、
教会で献灯をしたり、旧港で写真を撮ったりしたのは良かったが
突如ゲリラ豪雨のような雨が降ってきたり悪天候に悩まされた。
翌日からは猛暑到来汗だくで暑さとの戦いになった。
彼女の印象は今回は以前と違って気に入った
好みの絵が見られなかったし店の感じも昔とだいぶん違っていたとか。
コロナで趣も変わったのかもしれない。
然し土曜日に上手くマルショー(蚤の市)に出会ったりしたのはラッキーだった。
次の日にパリに移動。パリも35℃レベルの真夏日の連続だった。
モンマルトルの画家たちが観光客の似顔絵を描く所やムーランジュールの場所を素通りしたり
ノートルダム聖教会で献灯したりした。ずいぶん歩いたし途中喫茶店で昼食をし、
手洗いを済ませたり熱中症対策をしながら失敗もなく楽しめた。
最後の日に美知子は大きなモールに行くというので
私は一人でエッフェル塔の周りの写真とセーヌ河下りをしようとホテルで最寄り駅を聞いて出かけた。
駅から10分程歩く事になって猛暑の中歩いたがたどり着いた時には熱中症気味になっていた。
ペットボトルの水を買って陰で休んだりして頑張ってみたが川下りを終えた時点で撮影は諦めてホテルに戻った。**
こちらは夜10時頃が日没で夕食後に夕景を撮りに行こうと思っていたが諦めた。
初日にホテル周りのオペラ座近くの夕景をトライしたが周りのビルが高層で余り上手くいかなかった。
初日からメトロの乗り方を熟知していればもう少し行動範囲を広げられたかなと思う。
フランスで感じたことは日本以上に自転車道路が整備されていること。
自転車がスピードを出して走り回り危険。
脱炭素活動が目についたこと。メトロも新旧車両が混在して使われていて
最初電車が止まってドアの前に立ったがドアが開かなくてミスしてしまった。
隣のドアの人は手で開けて乗っていた。
ホテルもアメニテイは何も置いてなくタオルも使用済は床に置かないと交換してくれないとか。
電話で要求すれば交換してくれたけど。
少し不便な生活に戻るけれど無駄をなくして行こうと言う意思の表れか?
日本のホテルも最近そのようなホテルが増えているようだが。ホテルの人はみんな親切だった。
食事はブラッスリーという道路にテーブルを並べて食べる所は予約がなくて良いとか。
レストランは最近は全てスマホで予約だとか。世の中どんどん変化している。
今まで他人任せでやってもらっていた人間には旅行も大変だ
。
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