アフリカ 寸描   23/06/20


「スーダン寸描」に続き「アフリカ寸描」を試みました。
独断も偏見もあるでしょうが、「限界大陸」アフリカは
地図を眺めれば眺めるほど、空想が広がり
ヒマ人の特権を独占的に行使します。




アフリカ寸描
 
5月拙稿「スーダン寸描」の前口上
いつの頃からか アフリカ大陸の地図を眺め 
その都度 新発見があり 楽しいが
要するに ヒマなのである。

以下 「アフリカ寸描」を試みる。

アフリカ大陸と言うものの
その位置する地球も 大宇宙からすれば
大海原に面する 果てしなき砂浜の
一粒の砂のような存在。

その地球の六大陸(南北アメリカを一つに)で
アジア大陸についで2位の広大さ
そこには 人間も含む 無機物と有機物が寄生し
地図を眺めるたびに 愛着もあるが
当然に 様々な疑問が 常に生じる。

アフリカが 歴史的に与える印象は
接してきた国々により様々だろうが・・

猛獣 ジャングル 猛威を振るう自然
緑地もあれば不毛の砂漠の広がり
イナゴやバッタの大発生と襲来
猛暑と黒人主役の人種と部族の争い
弱肉強食 危険と野蛮 遠い国。

独立は好きだが支援頼み
悪いのは アフリカを植民地化した 欧州諸国と
思考停止の大陸を構成する諸国

だが 陸上競技のトラック、フィールド、ロードの
世界的覇者で 走者は世界で稼ぎまくる。

観察すればするほど
アフリカは 動物園そのもので 人間までもオリの中
気付かないのは 彼等アフリカ人
他の大陸人にとっては これもラッキーなのか。

欧州や他国へ毎年押し寄せる アフリカ難民
アフリカ諸国の無為無策を 欧州や他国に押し付け
難民と言うより 巧妙な「棄民政策」であり
かように アフリカ諸国の指導者達は
独立の意味さえ 理解しようとしない。

中央と地方の議会も 名ばかりで機能もせず 
一方 他国は 生きたまま観察できる
「動物園アフリカ」を
支援と称する「薬物」で「ヤク漬け」にし
アフリカ側も
それを受け入れることで 真の独立は ほど遠い。

つまり アフリカとアフリカ人は
「独立」と叫び 独立した気になっているが
連帯して自立精神を育てる方針を 放棄し
大陸全体への 農業用水や生活用水の創設など
連帯を意識した発想に乏しく
個々には 貧弱な社会基盤の破壊も進み 
大陸を縦横断する 道路の維持管理の発想もなく
その歴史は長くで硬くなで
大陸共存共栄の共同体生活の芽は育たず
21世紀初頭 もはや「限界大陸」である。

北アメリカ大陸は カナダを除き
United States of Americaを構築したが
アフリカ大陸は United States of Africaの構築を
夢想だにせず USAは一つに限定。
歴史後発組の方が カシコイ!

今や このアフリカ諸国に対し
実現到達不可能な目標を掲げ
ユニセフ、日本のODA、JAICAなどは 支援と言うより 
暗躍であり 支援側の自己満足の「シャブ漬け」で 
時代を担うであろう アフリカの若者を無力化し
この厳しい現実を 援助する側も
される側も 認識すべきである。

もっとも この程度の見方なら 
他国や組織の関連者は
お見通しで 公にしないだけであろう。

さらに
アフリカ側の自己責任である 知的レベルの向上があり
このレベルの基準の一つとして 
ノーベル賞受賞者数があり 
二つの方法として
① アフリカ大陸の受賞者数
② 人種別受賞者数
を感情や差別を排斥して論ずれば

直近で 受賞者総数は重複を含み1000名+約50名
アフリカ大陸 10名(内 平和賞 7名)
黒人受賞者 16名(内 平和賞12名)

平和賞は 紛争解決や会談成就で受賞し
受賞後は 再度の紛争ぼっ発で 
受賞者達は 受賞ぼったくりの 歴史的現実である。

例えば 韓国唯一のノーベル受賞者で平和賞の
金大中(日本名:豊田大中)の北朝鮮に対する
受賞理由の「太陽政策」の結果は 今 ご覧の通り。

日本出身の受賞者数は 31名
内 平和賞 1名 佐藤栄作

平和賞選定の基準と判例からすれば
プーチンが ゼレンスキーに停戦の平和会談を提案し
それが実現すれば 両者はノーベル平和賞を
受賞できる チャンスがある。

また 日本も他国も アフリカへの「造園思考」から
今こそ 脱却すべきで
地政学的に また国際外交と安全保障上の
力学的考慮から アフリカに関わるのは
ダダやむを得ないが 支援と援助のダダ洩れも
防ぎたい。

それにしても なぜ ノーベル賞に
文学賞があるのか?

ノーベル賞は 普遍的価値のある業績・功績が対象で
文学などは 普遍的価値があれば 邪道であり
普遍的価値がないから 文学として成り立ち
普遍的価値を求めるなら それは「説法」であろう。

文学作品は 作家や小説家の主観の成果であり
その骨格は 彼や彼女の思考の情宣三昧で 
共感を煽るが 時代と共に流動し 
経年変化を来して 忘れ去られ埋没して行く。 

文学大賞を得た小説家が名言する:
普通の人間で 普通の職ある人間なら
いつでも「小説家」や「役者」になれる
だが その逆はないと。

6月15日と16日
スーダンへ7億円の支援決定 日本政府
「日本のODA 大きな役割」 北岡伸一東大名誉教授 
支援金は 日本国民と企業の血税
かように 日本は政・学・民・企・民で
「しゃぶ」の売人稼業。

アフリカよ 覚醒せよ! プライドはどこや?





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