民主主義の斜陽   23/04/28






民主主義 21世紀初頭から劣化が進行している。
何故か? 


衆愚政治の様相が鮮明で、
対する独裁政治の即断・即決の手際よさ。
対する民主主義政治の愚断・愚決のモタモタ対応。

民主主義が「民主教」に宗教化して
後期高齢化と認知症が顕著で
教祖も教徒も区別なしの流動と渦巻状態。

これでは自分を見失う。
それに比べ、中露の「独裁教」の強烈な行動と情報発信。
勝負は明らか。

彼らがうんざりするほど、
学ぶべきところを吸い取り尽くすのが対応策の一つ。

吉井



民主主義の斜陽
副題:さらば 民主主義

「ばか丁寧」という 表現があり
国会で 野党側からの
針の先で 趣味で突きまくる 問い詰めに
一国の総理が これまた些細な微小の事案に
丁寧に回答し ばか側と丁寧側のやり取りは 
人間観察を提供する。
 
追及する野党が ますます「劣化進行」
「つまり ますますバカ」に見え
受け手側が ますます 「丁寧」さを試練に
懇切丁寧の人間的練度が 向上し 
この皮肉な現実が 民主主義と議会主義の終点の
衆愚政治の 日々の展開・発展が 日本の国会で
衆愚政治の推進者こそが 野党の印象。

問題はこれだけではない!
会議も委員会も わずか20分の経過で
80%は 頭は寝ており 
寝ていないのは 質問者と答弁者と控えの官僚で
中には 自分がなぜ出席しているのか
理解できていない 議員がいるらしい。

これにて 独裁政治の国々の優位性が 証明され
北朝鮮なら 拍手せずに 居眠りしたら
銃殺か即死刑で その厳粛性は 遥かに優位。

①  サルの登場
立民小西議員 過日
衆院憲法審査会の毎週開催を 
「サルがやること」「蛮族の行為」と 本音を披露し
与・野党から一斉射撃され 参院憲法審筆頭幹事職を
同党の泉代表により更迭され
民主政治制度では 国会内さえ 表現の自由はない。

かりに 野党の示威、覆島、簾法や津地元 
の諸侯が言っていたら
誰も 追及はしないし された彼と彼女等も
「事実だ!」「言論弾圧だ!」と突っ張り 
これにて「一件落着」し
メディアは 記事にもしないで 以後 観察は不可能。

公平を保つために 政権与党の降野議員を引き出せば
「サルに聞いてくれ」と答弁する。
 
理由は明白
2019年 正体不明の 奇怪なる「気球」が
日本の上空を横断・縦断したとき
異変に気付いた某議員が 国会質問した際
降野は 防衛大臣の要職にありながら
「気球に聞いてください」と 愚にして鈍の 珍答弁。

2023年米国で 撃ち落された 中国の偵察「気球」
の正体に迫ろうともせず
ド迫力の大阪の河内漫才なら 
「冗談は顔だけにせんかい あほんだらぁー!」。

①  世界の現状
日々に風雲急を告げる ウクライナ侵攻は 
夢見るヒマ人達の 平和連呼や 
平和運動やお祈りのむなしさに とどめを刺したが
彼らはむなしさを認めず ますます励む。

人を喜ばせ 幸せにするよりも 
困惑させ 悲しませるだけでは もの足らず
殺戮と破壊を入念・執拗に繰り返し 
他国人を不幸にさせることに
生きがいを感じている 独裁者達が
武漢ウイルスとともに 競い合う 21世紀初頭の幕開けで
我々は 歴史的な最悪事態を 目撃し
この新生人類の誕生と 記録される時代となる。

独裁者に共通するのは 弱気を見せず 
人間政治家の良心など 全く無縁で
報道写真の 独裁者の容貌は 怪奇的で

皮肉なことに この怪奇性こそが
彼らの拠って立つ 信用であり 
それに過激であればあるほど その国民は安堵し
独裁国家の民衆の 暗黙のルールであり
今に始まったことではない。

いにしえの 中国の賢者と称されたのは
「怪力乱神」を語らずと 逃げて避けたように
情報が世界の隅々まで 瞬時に到達する現代でも
表面的報道は 充満して 状況を知った気になるが
解決策を提示する 知恵も余裕もなく 
安寧を追及すべき 国際機関はあるが
機能しないし 機能させないで 時は過ぎる。 

人間には理性がある 良心があるとの 
「理性・良心信仰」は 人間の病癖であり
信じてもいないのに 信じるふりをする ふりをしたいの
この「人間の弱さ」は 人類の共通項で
今や この怪奇現象に対峙するには
人類学者や生物学者や遺伝子学者の 守備範囲であり
政治家や社会学者や平和主義者の 出る場ではない。

明白なのは 現生人類ホモサピエンスの亜種
プーチンカントロプスエレクトスの 出現である。

その脳頭と大腿骨は現生的だが 
内部構造は 特異な変種か亜種で
保存可能なら 何世紀後には 
人骨研究が飛躍的に向上しており さらに
また世界史研究の過程で 様々なことが 
提示されるであろう。

このように 個体の脳的・骨的構造が変革し
世界も 突然変異的に 変わったと認識した方がいい。

と言うより 人的世界は終わったのである。

西欧?で言われるように
自由主義と社会主義の イデオロギーの対決は終わり
民主主義と専制主義(独裁主義)の対決の始まりで
優劣の比較は 意味がない時代に入る。

政治的自由を保障する 司法・立法・行政の
三権分立など 21世紀初頭から 無力・無意味になり
それぞれが 機能していなく 前出の小西議員が
身を挺して 喝破したのである。

三権で最悪の存在 つまり 諸悪の根源は
裁判所と裁判官と弁護士で
結果責任を一切負わず が民主主義国。
 
その結果 日本では
刑法犯のうち、時期近の再犯率は49%。
われわれの税負担に 歯止めがきかない。 

この様に 民主主義は 衆愚・衆悪の政治が宿命で
専制主義・独裁主義は 奴隷制度を基盤とし
前者は遅速延々の立法 後者は即断即決の立法
従って それぞれの国内では 
法治国家は後者 無法国家は前者となる。

が、対外的には
後者の専制・独裁国は 牙をむき出しの 無法国となり
前者の民主主義国は 悪例列挙の 法治国
か 対応策無しの 放置国となり
これこそは 今の世界の現状で 
国連も まったく機能しない 無用な金食い虫。

しかも 常任理事国として君臨する
「反対」連発のロシアの国連分担金は 
10位のスペインに次いで11番目で 
常任理事国から 降ろすべきであるが
降ろせない 国連の組織。

最近 「復活祭は 親切な考えと善行を鼓舞し
社会において 非常に道徳的な理想と価値観を
促進するのに役立つ。」との熱烈メッセージを
ロシア正教会の復活祭の礼拝に送ったのが
敬虔な教徒 プーチン大統領
誤訳ではない と思う。

人間から派生した 文明や文化
伝統や継承 正義や不正 倫理や論理から
主義・主張、恩や義理や恥や罪悪感は無用で
「悪いのはお前」「曲解するのはお前」の 
唯我独正の世界へ他者を導く 新教祖の出現と活躍。

だが プーチンの功績は
「祈りさえすれば 平和が訪れる」の間違いを 
身を挺して 世界に教えたこと。

何が正しいか? 何が正しくないか?
民主主義は迷うが 専制主義や独裁主義は迷わない、

さらに 今は 専制主義と独裁主義の方が
各国家の枠組みを超えて 広がる性質を持ち
国境を越えて 強引主義化した
統治が 民主主義の良き点を活用して
おのれの意思を 拡大と拡散する。

「正しい」という字は
「一つに止(とど)まる」と書くと教える一派
漢字の国だけに通用する 「サル論法」である。

「紛争は 平和的に解決しなければならない」と
どの国の政治家も言うが 紛争解決の経験なき
政治家の言。

きりが無いのでこの辺にして
プーチンの友人なら 日本への亡命を勧める。

そこは 法治国家であり
日本国最高裁は 大量殺人の不起訴処分の理由を
「心神喪失または耗弱が認められ
責任能力に問題があり、死刑が妥当だとする事情を 
見いだせず 本人の更生に期待し
よって無罪放免とする。」

だが 忘れてはならないのは
今ウクライナは 無慈悲にロシアの横暴に
晒されている印象であるが
ロシア帝国、ソ連時代には その先兵として 
今のロシアの態度で 近隣諸国に接し
北朝鮮の 今を時めくミサイルと核開発にも
政・官・学・商・民の挙国一致で貢献した
実績のある国と国民(民族)であり 
ロシアは それを熟知する。 

被害者の手は クリーンではない。


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