異国人からの質問   21/05/13


ここ三河の奥も 大陸からの猛菌到来で
いにしえの「文永の役」「弘安の役」再来の 「令和の疫」の歴史の始まり。

五輪も内外(順序は外内)からの 危険視情報の流出で
特に米国メディアは主要紙が 否定的な報道。
そのうちに、米紙は「日本は Pearl Harbor attackを 自らに仕掛けた!」
と騒ぎだすのでは?

日本の最高トップが 「五輪中止」と宣言する時機が 遅れれば遅れるほど
取り返しのつかない汚点を残し、責任を追及・訴追され
万事休すとなるのを 何とか防ぐ最後の瞬間である。

名著「失敗の本質」から 何を学ぶべきか?時間はない。
きれいごとで物事は進まない。






異国人からの質問
国章と標語

若い頃から 様々な日本に関する質問を
異国人から受け 答えられないことがほとんどで
情けなくなることを 何度も経験。

最近、日本の
National emblem(国章)と 
National slogan(国の標語)を聞かれた。

これなどはWebで調べれば分かる筈で
質問ではなく 訊問であり
意地悪くも 調査の対象にされたのである。

国旗の「日の丸」を説明したが、
敵は納得せず「質問に答えていない!」と脅され、
国の標語については、
当方「???」で説明にならない。

以前
先生 ヨウカン好きですか?と異国の若いのに問われた。

小生、日本語教師の免許 常時不携帯の先生。

好きだと答えると
「ヨウカンで食べる」の日本語マチガイです、
ヨウカンは目的語だから、
「ヨウカンを食べる」が正しいと彼が言うので
「君が正しい」と答え、一件落着。

と思いきや 後日に TVで母親が子供に
「よう咬んで食べなさい!」の場面に出くわし
「しまった」と後の祭り
彼の質問が 頭の隅に残っていたようだが
彼は 当時 イヒヒと笑っていたかも知れない。

日本語を 真面目に取り組んでいる異邦人に
訳が分からなくなる表現が
  いい加減にせんかい
  いい加減にせいよ
  いい加減にしとけよ
  いい加減なこと言うな
いい加減な話
で、「いい」が関西の「ええ」に代わると
さらに 頭の中はかなり混乱するらしく
異国語に対して レベルが高い証拠でもある。

当方も
この程度なら何とか乗り切れるが 
白人から
「なぜ 黒ん坊と言うのか?」と聞かれた。
「黒」の後の「ん」の由来を追求してきたので
これまた かなりのレベルの高い研究態度である。
彼曰く オリジナルは「黒坊」で これが正しい!

「ん・・・」と唸っていても様にならないので
また この程度で臆していては 先生の沽券に関わるので
「いい質問である。日本語には
赤ん坊、暴れん坊、食いしん坊、けちん坊、怒りん坊
飴ん棒、とちめんぼう、サクラんボというのがあり、
共に合成語で 広く通用する表現である」と
これまた いい加減に切り抜けた。

駐米時 社内で
松下幸之助の持論「お客様は神様である」の翻訳で
異国人 即ち 異教徒から難癖をつけられた。

ここで 長々と説明する積りはないが 
日本でのみ 安全に通用する表現であり
世界は 広くて狭い。

米国人から 神様の名前を
妄りに持ち出すな の意味を言われたので
米国人も 大人も子供も直ぐに Oh my god!と言うが?
そこで、これまた長々と説明されたが 理解できず。

異国人を相手にしていると
次から次へと 質問を浴びせ 真剣に対応すると
クタクタになり 自信喪失になりかねないが
こちらも 同様に 「浴びせ反射」をする必要性を悟る。

質問されたら こちらからも質問と宿題を課し
この効果は顕著で 相互に相手に一目置くようになる。

これは 両国間・多国間の外交でも同じで
真面目を装い ドンくさい 日本の政治家と役人は
近隣や遠方の異国や異国人から 難題を浴びせられ
「懸念を表明し」「対策に苦慮し」 片や
相手はビクともせず さらに居丈高の繰り返し。

最近出した宿題は 
「人種差別だと叫ぶ連中こそ その言い方で人種差別」
で 回答はいかに? 日数を与えよと言う。

どういう答え方をするか 回答が楽しみである。

国章について:

調べると 日本の国章は「十六八重表菊」。

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国章画像は最下段
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Wikipediaに依れば
日本では、法令上明確な国章は定められていないが、
伝統的に天皇が紋章として使用し、
今日でも皇室が家紋として使用の十六八重表菊が、
慣例として国章に準じた扱いを受けている。

日本、スイス、トルコ、イラン以外は
デザインは複雑さの競演で 彼らは認識できても
再現はできないと思われ 彼らに試されるとよい。

「日本語では、広義には 国旗を含めたものを
国章と呼称することもある。」とあり
「しまった!」と感じたが 外人にしてやられた。

国の標語について:
日本には なし。

「なし」の諸国は、オーストリア、オーストラリア、中国(?)、
アイルランド、イスラエル、イタリア、メキシコ、
ニュージーランド、ポーランド、バチカン、ロシア(?)等々

驚きは英国で 信じがたいが
その標語は 英語ではなくフランス語で
使用も限定的で 諸条件の下での使用であるが
Dieu et mon droit。で「神と我が権利」
世界は 広くて狭い。

さらに興味を惹くのは
ベリーズ: ラテン語 木陰の下で栄える

バミューダ諸島: ラテン語 運命の赴くままに

ボツワナ: ボツワナ語 水、雨

キューバ: スペイン語 祖国か、死か

北朝鮮: 强盛大國

韓国: 弘益人閒 (朝鮮語, 弘く人間を益す)

スイス: ラテン語 英訳One for All, All for One.

上記の下線部は 五郎丸選手が大活躍した 
日本ラグビーチームの 闘志高揚の合言葉で
原典は 関連性は不明だが
フランスのデュマの「三銃士」の表現とか。

こういう知識を得られたのも 異国人のお陰です。


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