藤 野 メール  21/05/29


< LA コロナ通信 >





どうやら 日本もオリンピックの所為もあって 
コロナワクチン接種が 加速し始めた様子で良かったですね。 以下こちらの話題など。

アメリカは戦時生産法を発動して ワクチンを増産、国民の半分近くは 少なくとも1回目接種は終わったと言います。
我々夫婦も3月5日に2回目終了。

同系統のファイザーとモデルナが殆どで 効果は夫々95%、94%、接種間隔が3週間、4週間ですが
最近異なる方式のジョンソンエンドジョンソン(JJ)が登場
これは1回接種で 75%効果、冷蔵保存可能という簡易版の由。

カリフォルニアは 人口4000万の内12才以上の三分の二は1回目は終了しているそうで
理想の接種率80%を コロナ規制解除予定の6月15日までに 達成を目指してますが、
1日当たり接種者数が 40万から20万へとペースダウンしました。

これはワクチンを忌避する人口が 小生記憶では黒人は4割弱、ラテン3割、白人2割超とかで
彼らを説得するのに 役所は苦労してるそうです。アジア系は抵抗せず接種してます。

接種をしない主な背景は 黒人は政府不信、ラテンは貧乏暇なし、白人は副作用への思い込み、とか言われてます。
ロス市も貧困層には 接種会場への無料送迎とかサービスを提供したり努めてますが、

州政府から超目玉の餌が 今日発表されました。

なんと接種完了者には 抽選で10人に150万ドル(1億5千万円ですよ)、
6月4日と11日に 1回目終了者には30人に5万ドルの懸賞金です。

そして接種に来れば 一人50ドルのギフトカードか大手スーパーのカードを全員に配るそうです。
その他ロスではLakers(バスケット)、Kings(アイスホッケー)、Galaxy (サッカー)の地元プロチームが
二人用シーズンティケットを抽選で提供とか、夫々数百万円しますよ。
他の周辺自治体も 夫々類似の懸賞を発表しています。
これだと我が夫婦も 150万ドル当たる可能性はある訳です。

日本なら こんな餌なしでもちゃんと接種を希望するでしょうが、民主主義だか自己中だか米国では
何をやっても大人しく規則を受け入れられません。
人気のあったニューサム州知事もコロナ対応関連で リコール運動が起ったり、
この際6月15日の解禁日程を無事迎えるまで必死なのでしょう。

菅さんはいいね、オリンピック開催至難状態でも 国民が大人しいので我慢するから・・。

余談ですがコロナ起因のアジア系へのHate Crime、
1年前のフロイド事件契機の各地の警察予算カット(ロス等100憶円カット)による治安悪化で
連日の銃撃事件と盗難車カーチェイス、ホームレス増加(ロス郡だけで6万人)、
メキシコ国境への子連れ難民殺到(3月だけで1万9千人)、
もう大変な世になりました。

日本にとって良かったのは
親中国路線のキッシンジャーと その弟子スーザン・ライスが民主のバイデン大統領になっても
対中外交政策に影響力がやっと無くなった事。

このままなら日本にはトランプ政権より良いかも。
色々思う事あるけどこの辺で。

藤野秀樹