福 田 メ−ル    20/09/24



大徳寺本坊 特別拝観

  大徳寺境内には20以上の塔頭が整っていますが 方丈が今年の冬から約10年かけて修復に入るため、  
  今回が修復前の見納め公開となります。 あと10年の寿命は見込めませんので慌てて行きました。

  特別公開の狩野探幽筆方丈障壁画が 手で触れる間近に見学できました。
  更に、法堂の天井画 雲竜図  (狩野探幽35歳の作)も 真下から見ることが出来、
  柏手で 龍のうめき声も聞くことが出来ました。

  更に豊臣秀吉が 建てた聚楽第の遺構、国宝の唐門も真下から見ることが出来、極彩色の彫刻を堪能しました。

  日光の陽明門の見本との説明がありました。
 他は外部から鐘楼、経蔵、山門(金毛閣)を拝観しました。

  金毛閣は 一階部分は一休和尚、 二階は千利休が建立し 利休が人の像を安置したことに
  秀吉が怒り切腹を命じられ 70歳の寿命を閉じたと言う有名な話があります。
  そして、死後、利休の首は一条戻橋で、自身の木像に 踏ませる形で梟首されたと言う事は初耳でした。
  
  最後に、その大門を開けてくれるサービスには参った!の感です。
  残念ながら写真撮影は 一切不可でしたので 下記のガイドをご覧ください。よく出来ています。

  https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/gu900056/















大徳寺 瑞峯院 参拝

 方丈特別拝観に合わせて拝観しました
 ここはキリシタン大名の大友宗麟が 創建された寺院です。 

 方丈の前と裏に2ヶ所の枯山水が有り、
 前の庭は 独座庭と呼ばれ 蓬莱山の山岳から半島になり、
 大海の荒波に打たれながらも 独座している自然の活動を表している。

 裏の閑眠庭は 縦横の石の流れが十字架に組まれ 万民の霊を弔っているとの説明です。

 茶室の安勝軒は逆勝手。
 たくさん茶室のある大徳寺にあっても 逆勝手の席はここだけとのことですが、
 茶道に不案内ですのでよく 意味が分かりません
 
 当院は 比較的訪れる人も少なく 院内は静寂そのもので、濡れ縁に座りしばしボケーでした。





瑞峯院 門から方丈へのアプローチ



独座庭



閑眠庭



キリシタン灯篭



安勝軒