藤 野 メール  20/02/13


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追 記  02/15





2020年 波乱の新年

遅まきながら 明けましておめでとうと言いたいところですが、
いきなりコロナヴィールス騒ぎで めでたくないですね。

こちら米国では 1月下旬からマスコミは連日大忙しです。
先ずは1/26のバスケットスーパースターのコーベブライアントの 
ヘリコプター墜落事故で その後一週間はLAの新聞・テレビ・通信など
1週間は全て連日追悼記事で 彼の米国での存在感の大きさには 改めて驚きました。

彼は LA南東50キロの高級住宅地ニューポートビーチから 
彼のバスケットセンターのある LA西北50キロ郊外へ タクシー替わりのヘリに
次女とそのバスケット仲間及び家族8名で搭乗、パイロットを含め9名が死亡は
日本でも詳報されたでしょう。

当日は濃霧で 搭乗ヘリは有視界飛行しか許されない仕様だった由。
ルート変更し 途中のマリブ北側カラバサス地区の山腹に 突っ込んだという事です。
これもLA近辺の慢性的交通渋滞が 引き起こす悲劇でしょうね。
金持ち故に 渋滞を避けクルマを使わず出かける為です。

トランプの弾劾騒ぎのニュースも すっかり影が薄くなってしまいました。
結果は無罪になったトランプの一般教書演説時、
ペロシ下院議長(民主)の握手にトランプは応じず、
ペロシは演説終了時、トランプの原稿コピーを破り捨てるという
頑固爺と頑固ババの 子供っぽい喧嘩がTVで放映され笑いました。
ただこれまでに無い米国のヒステリックな分断は 見苦しい状況になりました。

コーベ事故一週間後の2月2日に 全米一のスポーツイベント、スーパーボールに湧いて、
トランプと民主候補として遅れて参戦の 大富豪ブルームバーグ元ニューヨーク市長が
広告費1分間10億円という TV実況放送に夫々1分間広告を打ちました。
数多の候補でも これはこの二人だけでした。

民主は当初から参戦の サンダース、バイデン、ウオレン、ブティジェイギ、ブロッシャー
候補が 民主党選挙の一番、二番の州、アイオア、ニューハンプシャーで上位を争いましたが、
資産6兆円と言われるブルームバーグ、及び2000憶円というスタイヤー候補は出ていません。
選挙費用は自腹の二人が 手を挙げたのは遅いので、人口的に小さい両州を捨てたのでしょう。
民主は左翼のサンダース、ウオレンに対し残りの中庸候補の争いですが、ブルームバーグが
ダークホース的で伸びて来るように思えます。

今後黒人人口の多い南部、メキシコ・中米・アジア系の多い大票田の西海岸、東海岸が
どういう展開になるかで 7月の最終まで興味深い事になります。
一方共和は トランプの対抗馬なしの不戦勝です。

民主は極端なサンダース対一長一短の中庸候補達の勝負です。下馬評の高かったバイデンは
蓋をあけたら低迷で「昔の名前で出ています」の状態ですね。
これは年齢だけでなく、やはり副大統領時代に 次男のハンター・バイデンが
ウクライナ石油会社で 月給500万円とかで重役をやり、更に中国政府系投資会社に
就職したという事実が?印で影響してると考えられます。
駆け出しの新米弁護士を 普通大金で雇いますかね。

伝統的に米国は 左翼を嫌う民衆も多く 民主も中庸勢が一本になると勝負は判らないし、
サンダースが 民主候補となっても 左翼を嫌う中間派がトランプに流れれば
返って大統領選はトランプが勝ちます。
トランプは 左翼を取り込んだ民主中庸候補が 怖いと思っているのではないでしょうか。
右と左のコアは 固まっているのが今の状況で、真ん中がどっちに流れるか不明と言えます。

そしてコロナヴィールス騒ぎ。米国では中国脱出者はチャーター機で
カリフォルニア3か所、そして西部のあと2か所の軍基地が隔離用に用意され、
LA到着第一陣195名は 感染なしで今週開放されましたが、
第二陣のサンディエゴ着から 2名感染が出たようです。

米国航空会社大手アメリカン、ユナイテッド、デルタ、は
徹底して3月一杯は 中国全土へ停止していますが、
日本はどう展開するのやら。政府が対外的関係を慮って中途半端な対処はしないよう祈ります。

5月の15期会に出席するつもりで日程もほぼ固まっていますが、予定通り出かけたいものです。

藤野秀樹




2020年 波乱の新年 + 追記

コロナヴィールスが 日本にも検知されず上陸を始めたようで不気味ですね。
米国はまだ15名の感染しか出ていませんが、それより猛威を振るっているのが
インフルエンザで 昨年10月以来14000人の死者が米国で報道されています。

米国は予防注射を奨励しても強制はしないので、感染も増えるのでしょう。
子供の麻疹予防注射などは 副作用を恐れて拒否する親も多く、
予防注射反対運動なども 昨年は盛んでした。
何故か母親に先入観があるようで、半数位の母親が拒否している感じです。
米国女性は口八丁だけでなく腕力もあるし、怖い怖い。

トランプは弾劾無罪になって、急に歯止めが利かない動きが多くなったみたいで
共和党内からも批判が出始めました。独裁者にでもなりたいのかなという暴走。

相変わらずコーベ・ブライアントは連日マスコミを賑わしていますが、彼の背番号24と
無くなった次女の背番号2に因んで2月24日ここレーカーズの本拠ステープルセンターで
追悼式がの予定で入場券の販売が始まりました。

入場料も一人224ドル、2名で224ドル、24.20ドルと段階がありますが、
券なしでは会場周辺にも近寄れない規制がされています。
売上はコーベが死亡時に向かっていた 彼のスポーツセンターに寄付されます。

以前紹介したインチキ弁護士アヴェナッティが ナイキを脅して20憶円取ろうとした罪が
ニューヨークで確定、このあとカリフォルニアでもいくつかの詐欺、脱税などで裁判に
なる予定。全て有罪なら積算年数で一生監獄暮らしです。

Me Too運動で何十人だかの女優から 強姦で訴えられた
元有力ハリウッドプロデューサーのウェインスタインの裁判も進行し有罪なら
彼も一生監獄です。
日本や韓国などは同類項が無数に居るでしょうね。

それではまた。

藤野秀樹