余田メール  19/03/17


四旬節の講話より


安嶋さん
四旬節の黙想会で 私にはとても役に立つお話があったので紹介します。 余田

周りの人たちと仲良く付き合うための十箇条
司祭シャールアンドレフロアラック

これは、53歳で戦争で亡くなった 私の父の遺言書の一部で、六人の息子に宛てて
書かれていたものです。

1, ありのままの自分をうけいれること。しかも喜んで。

2, 自分に欠けたところより、自分に備わっている所に目を向け、
   不平を言うより むしろ感謝する心を失わないようにすること。

3, 配偶者、両親、兄弟姉妹、家族、隣人・・・といった具合に
   自分に一番近い人から初めて、自分以外の人をありのままに
   受け入れるようにすること。

4, 人のことは良く言うようにし、しかもその場合、良く聞こえるような
   大きな声でそうすること。

5, 自分を人と決して比べてみないこと。そのようなことをしてみたところで
   思い上がることになるか、がっくりくる来ることになるか、
   そのどちらかにしかならず、自分に幸福をもたらしはしないからである。

6, 何者も恐れずに良いことは「良い」と言い、悪いことは「悪い」と言って
   真実を尊ぶ生き方をすること。

7, 争いは力ずくではなく、話し合いによって解決するようにすること。
   心の中に恨みを抱き続ければ 暗くふさぎ込むことにしかなりえない。
   その人のいないところで その人のことを話題にすれば
   その人の陰口をたたくことになるか、ただいたずらに不平をいうことになる。
   それより腹を割って 真の話し合いをする方が良い。

8, こうした話し合いは まず一致し得るところから始めることとし、
   その後で 何が不和の元になっているかに触れるよにすること。

9, 日が暮れないうちに、自分の方から折れてでるようにすること。
  「日が暮れるまで怒ったままでいてはいけません」
   (エフェソの信徒への手紙4・26)

10,「自分の言い分が正しい」と思うより「赦す」ことの方が大切だと
    堅く信じること。