藤 野 メール  19/10/15


< 「台風一過と火事一過にお金の世」 >  





安嶋さん

商大合唱団の写真の最後に 阪急開店の写真とありましたが
あれはそごうの場所ですか。

ところで 台風19号関西は被害は ほぼないようですが、
東海・関東以北は大変みたいですね。

ここ南カリフォルニアは 1年の降雨量が精々380mmくらいまで、
そのほとんどが冬場に降り 今冬以前は何年も300mm未満の旱魃で
芝生をやめる家には 撤去費用の援助があったものです。
一日で200−300mmが降ったりする日本と違って、
如何に雨を海へ流してしまわず貯め込むかが 一つのプロジェクトです。

さてそんな日本で 台風被害で40万戸が停電だったとか、
先週 こちらは以前にご説明した
砂漠からのサンタアナ・ウィンドが吹きました。
この風の吹くとき 湿度はどこも5−30%程度になります。

昨年の北と南の大山火事が 送電線の損傷からの発火が原因だったので
今年は北も南も電力会社は この風の時は送電を停止すると決めていて
北は9日・10日とまる二日間80万戸が実際に停電
(南も40万戸停電予定だった)でした。
北の住民からは苦情殺到、

でも送電線などからの火事が起これば訴訟だし、
どっちでも文句をいうのは アメリカらしい現象。
そんな注意をしても 南では昨年の大火事の直ぐ東側で
11日山火事発生、まだ鎮火せず
現在50軒の住宅消失、2万戸が避難という大規模で
サドルリッジ火事という名称となりました。
どうやらホームレスの人の失火が原因とか。

余談ながら 過日の名門大学不正入学事件の その後は
判決が被告50人に対し続々進行中。
大体数週間から数か月の実刑で 罰金は2万から5万ドルくらい、
さらに250−500日間の 公共奉仕が定番みたいで、
10人ほど済んで 執行猶予は 今のところ一人のみです。
被告になって 事業を閉めた実業家、弁護士資格をなくした弁護士、
仕事を失った女優と 夫々に人生が変わるインパクト。
日本でも不正入学は一杯ですが 刑事事件とかになりませんね。

全てがお金の世になって、
ついにカリフォルニアでは 大学のスポーツ選手が
写真提供、サイン、子供のコーチなどの対価を稼げる認可がなされ、
選手はそのために代理人とか弁護士を雇うことも認められました。

ところが米国大学スポーツ協会では
相変わらず選手の金銭受領は 認めておらず、揉めています。
つまり カリフォルニアの大学選手は 他州ではアマでなくなり、
協会は他州での試合などを 認めない結果にもなりうるし、
学生は他州の大学からカリフォルニアの大学に来たがるかも知れません。

全てに急進的カリフォルニアは トランプと真っ向対立だし、
段々別の独立国家みたいになりそうです。
GDPも 世界6位だかで人口3500万、大国家並みではありますが。

カリフォルニアでは 知事とか大統領選挙にでるには
過去の所得税申告書を 公開するのを義務付ける法案も成立、
公開を拒否するトランプは 
カリフォルニアでは 候補になれなくなり
連邦裁判所の裁断になるでしょう。
どっちもどっちの 両極端の対立ですね。

今度は ウクライナとの関連スキャンダルですが、
これはトランプだけでなく バイデン候補にもやばい事に
なるかもしれない 両刃の剣かもと 国際ビジネスの裏を知る経験者は
感じるでしょうね。

それでは又

藤野秀樹




安嶋さん
それではやはり写真の阪急は元そごうデパートの場所で
そごうは閉店したという事ですか。
神戸へ行く度に そごうの地下で米国へ持ち帰る食品を
結構買い付けたのですが・・・。

マンションは高層は怖いです。
住むならせいぜい5階程度が限界です。
20階となると 降りるのに5分以上かかるでしょう。
登るのはもう無理。

運転が出来なくなったら 日本へ帰る事も選択肢に入れてますが、
何処へ住むかが問題。川そばと崖そばは避けたいね。

藤野秀樹