余田 メール  2018/12/16

ペトロ神父のブログから





ペトロ神父のブログから  12月16日

お金の要らないプレゼント

「ゆるす」ことの贈り物
The Gift of Forgiving

友よ、Hello.
お元気ですか。お蔭様で、私も元気です。

友達とけんかした。
友達と思ったのに、あんなに言われ
悪く思われた。
どうしてそうなったのか
怒りをおぼえて
いやになった。

心の痛みを感じる。
どう対応すればいいのか
縁を切りし返ししようか。

言われたから
言い返そうか
殴られたから
殴り返すかそれとも・・・。

許す?
許すか。

どうすればいいのか分からない。
許さなければ
相手を苦しめる
自分をも苦しめる。

傷つけ、傷つけられることの繰り返し。

許すことも苦しくてしんどい
痛し痒し

平和の魔法の言葉が一つある
「許します」
それです

この一言によって
心の固い氷山が解ける、
すべてを水に流す。

せまい心の部屋から釈放され、
大きな荷物が肩から取り降ろされる。

これほど、
許すということは
不思議な力を持っている。

許すことは許す人にも
許される人にも
特効薬のようなもの
お互いの痛みや傷が癒され
健やかな快い関わりが生まれてくる。

許すことは消しゴムのようなもの
一回きりでなく
幾たびもこすらなければならない。

それでも、傷ついた記憶は消えないかもしれないが
許すことの繰り返しの中で
傷が治り気持ちは晴れる。

多くの場合、
許すことの半分はあやまること
相手は百パセント悪いのではないから

人を許すことの大切さもあれば
人の誤りを受け入れることも大切である

そうでなければ許すことがあっても
仲直りにはならない
許し許される中で
お互いの間柄が健やかになる。

あやまちを犯すのは
人間のこと
許すことは神さまのことだから、
許す人になろうと思えば
許せる神さまの力を祈り求める以外には道がない。

放蕩息子の父親は
わが子を許すことによってやんちゃで、
手に負えないその息子は
人生の方向を百八十度変え生まれ変わり
新しい人生を踏み出した
素直な子となり、
親の喜びの元となった
お祝いや祝宴の主人公となっただから。

人にどのようなプレゼントをすればいいのか
困っているなら安心してください。
間違いなく、だれもが喜ぶプレゼントが一つある
それは許すことだ。

*****************

主よ、あなたが教えてくださった祈りの中に
「わたしたちの罪をお許しください。
わたしたちも人を許します」
という言葉があります。

私は自分の力だけではそれができないと思います。
ですから助けてください。
許すことのできる人となれますように・・・。

では、よい一日を過ごしてください。
ペトロ神父

安嶋君 いいなと思われたら載せて下さっても・・・と思って送りました。
判断はあなたにお任せします。

余田