飯田メール HP 感想   17/11/21


入院  紅葉  日野  湯豆腐  南禅寺





安嶋大兄
明日33回目の抗がん剤点滴治療の為 5日間の入院となる 
前回の入院後上京したりで バタバタしていたが
その合間に 久しぶりにhpを覗き 今年の紅葉を楽しむ

足の悪くなってから しかもガン持ちジイさんになった現在は
人混みの中に紅葉を観るなど とてもじやないところ
さりとて風雅を楽しむ感興は失ってはおらず 
こういう場合 安嶋大兄のhpは貴重で いつも感謝しながら覗いている
ただ場面に酔っていると 突然 ヒゲオヤジが出て来て現実に戻されるのが難
しかし このヒゲオヤジのお蔭ー 変な事考えると罰があたるーと
気を取り直して クリック場面を変え 元の感興に戻る

先ほど観た南禅寺の写真で 湯豆腐屋が映っていたがー 懐かしい思い出がある
ここは小生が湯豆腐なるものを知った 最初の機会を得た記念すべきところである 

今はさること57年前
当時京大生となり 京都に下宿していた 故日野輩を訪ねた
”アルバイトの臨時ボーナスのような 金が入ったからおごる!”と云われ
京懐石でもーというイメージを持ち 彼に連れられて行った先が
忘れもしない ここだった

”何や豆腐屋やんかー!” とイメージが壊れたところを云った
その当時は この写真のようなシャレたものでなく 
全くしもた屋風というか 時代劇に出て来る街道の うらぶれた茶店という風情だった

しかしそれに対し 日野輩は 故事来歴等とうとうとしゃべっていたのを
つい最近のごとく思い出した
有名な作家や”志賀直哉が ここの豆腐を食いながら ある小説の着想を得たのやー等と
何だらかんだら述べたーー”
結構その後 彼の語りの受け売りで その後には京見物の案内時
多くの客人を そうとう感心させたものである

その頃は 知る人ぞ知るという程度で 当日客も我々も入れて確か2,3組で
この写真に出て来るような若い女の子等 いなかったし 
そういう手合いが行くところでなかった 
湯豆腐では 満腹係数上がらいまま 外へ出た時は秋の夕暮れ
知恩院かー?寺の鐘が鳴ったようだったーという 昔話

飯田