山本 順  投稿  10/02/01






宗 正孝 教授が最終講義





上智大学神学部 宗 正孝教授(人間学)が70歳を迎えられたのに伴い、
本年3月末日をもって同大学教授を定年退官されることになり、
去る1月29日、記念の最終講義と感謝の集いが催された。(文責:山本)

最終講義では、同教授の研究テーマである人間学、日本倫理思想史研究の一つ
“宮沢賢治の世界”から、「宮沢賢治 二つの愛について」--『銀河鉄道の夜』をめぐって 
と題して約1時間半、満員の大教室には定員300名(?)をはるかに超えて立ったままの
聴講生を前に、やさしさ溢れる語り口調で最後の講義を終えた。


 講義中の宗教授




教授にとって最後の講義は、母親にとっては初めて聴く一人息子の講義であった。
お二人のおこころが如何にあられたかは想像をこえる。

 笑顔のお母様




(講義の内容は上智大学ホームページで5月に上映予定。上映開始についてはあらためてお知らせします)

講義の締めくくりに、さだまさし作詞「奇蹟〜大きな愛のように〜」の一節一節を、丁寧に、丁寧に朗読し、、、
思わず胸をつまらせる、、、多くの人々との“出会の奇跡”と宗教授は解説した、、、

「たった一度の人生に あなたとめぐりあえたこと 
偶然を装いながら 奇跡はいつも近くにいる、、、」



そして、さだまさしの歌が静かに大教室に流れた。(歌詞全文を下記する)

どんなにせつなくても 必ず明日は来る
ながいながい坂道のぼるのは あなた独りじゃない
ぼくは神様でないから 本当の愛は多分知らない
けれどあなたを想う心なら 神様に負けない
たった一度の人生に あなたと巡り会えたこと
偶然を装いながら奇跡は いつも近くにいる
ああ大きな愛になりたい あなたを守ってあげたい
あなたは気付かなくても いつでも隣を歩いていたい

どんなにせつなくても 必ず明日は来る
ながいながい坂道のぼるのは あなた独りじゃない
今日と未来の間に 流れる河を夢というなら
あなたと同じ夢を見ることが 出来たならそれでいい
ぼくは神様でないから 奇跡を創ることはできない
けれどあなたを想う奇跡なら 神様に負けない
ああ大きな愛になりたい あなたを守ってあげたい
あなたは気付かなくても いつでも隣を歩いていたい
ああ大きな夢になりたい あなたを包んであげたい
あなたの笑顔を守るために 多分ぼくは生まれてきた

どんなにせつなくても 必ず明日は来る
ながいながい坂道のぼるのは あなた独りじゃない




講義終了後、近隣レストランでの感謝の集いには、
学長、教授、教え子ら関係者が多数参加し、宗教授の功績をたたえるとともに、
今後(聖三木図書館館長、名誉教授 4月予定)のご活躍とご健康を祈願した。


 


  感謝の集い看板    司会は教え子の某テレビ局アナウンサー

*



 感謝の言葉




 教え子の濱名篤氏は六甲32期生、関西国際大学学長












 在学当時のミス上智




















追加写真  02/02


講義開始を待つ お母様




大教室で




講義後  花束贈呈




感謝の集いに集合




六甲卒グループ




宗教授と 学生寮同期グループ




宗教授 同期グループ